卵子提供の流れと着床前診断を実施するメリットについて解説

卵子提供とはどんなプログラム?

卵子提供プログラムとは、第三者から提供された卵子を体外受精させる不妊治療の方法の一つです。主に高齢の方や病気などで卵巣に異常がある方を対象にしています。卵子提供者から採取した卵子を夫の精子と受精させ、数日間培養させたものを妻の子宮に移植し、出産に臨むプログラムです。卵子提供によって出産した子供は、戸籍上では出産した女性の実子として登録されます。日本の病院でも卵子提供を受けることができますが、6回以上夫婦間での体外受精を行っても妊娠せず卵子に問題がある可能性が高い場合、早発性卵巣機能不全などの病気により卵子が存在しない場合などに限られており、条件が厳しいです。卵子提供のガイドラインは国ごとに異なっており、国内で受けることが難しい場合では、アメリカや台湾といった海外の病院で行うことも可能です。

着床前診断を卵子提供と共に受けることのメリット

卵子提供を受ける際には着床前診断を受けることも可能です。着床前診断とは、子宮に着床する前に行う検査で、染色体や遺伝子に異常がないかについて調べることを目的としています。卵子提供の場合は、受精卵に着床前診断を実施することで異常のある受精卵を排除し、妊娠の可能性がある受精卵を子宮に移植することが可能です。妊娠率が高まり流産の原因となる染色体異常がある受精卵を移植せずに済むので、流産によって子宮に悪影響を与えることを回避することにもつながります。卵子提供と着床前診断を同時に実施することは、健康な受精卵を移植することができるので高い妊娠率が期待でき、流産を回避することで心身の負担を軽減させられることが主なメリットです。

卵子提供は、少子化対策の切り札として注目を集めます。子供が欲しい人にとっては有効な方法といえるでしょう。